タイムマシンであの日に戻れるのだったら感謝の気持ちを伝えたい!

父が亡くなって28日でちょうど一年になろうとしています。父はたくさんの人に見送られて天国に旅立ちました。

大勢の方たちに見送られて父もさぞかし幸せだった事でしょう。私たち家族も幸せでした。

お葬式はたくさんの方のご協力のもと父らしいあたたかい式になったし、ふじやにもたくさんの方が別れを惜しみに来てくださいました。

なので思い残す事は無いと思っていましたが一つだけ心残りがあります。「大切な人」との別れは皆さんも一度は経験してると思います。ぜひご自分の経験と重ねて読んで欲しいです。

父は会社でも地域でも社交的でムードメーカー的存在でした。

そんな父も病には勝てず気持ちも沈んで行きました。骨折して入院してからは3カ月間寝たきりの日が続きました。

そんな父の元に毎日のように叔母と母は病院に会いに行きました。私は週に1度顔を見せましたが父にかける言葉は決まったものでした。

それは、「辛くない?」「頑張って」「元気そうだね」励ましの言葉が大半でした。

亡くなって半年程経った頃、看取り士をしてらっしゃる方が二階のレンタルスペースのことで会いに来てくださったことがあります。看取り士の存在はこの時初めて知ったのですが、亡くなっていく方とそのご家族に寄り添い共に最期を見届けてくれる方です。

その方のFacebookを拝見していた時の事でした。ある言葉が胸に刺さりました!

亡くなって行く方の意識がはっきりしている内に「今までありがとう」と伝えてあげて下さい。

はっとしました

私がその言葉をかけたのは父が冷たくなった時でしたから。

どうして意識がしっかりしているときに今までの感謝の言葉をかけてあげられなかったんだろう。きっと「一生の別れを意味する」「死を受け入れるのが怖かった」そんな理由だったのかも知れません。

自分のことしか考えていなかったんです。

もしもタイムマシンであの日に戻れたら感謝の気持ちを伝えたい!

ベッドの上で微笑む父の顔が浮かびます。

一周忌を来週に控え、ふとそんなことを思いました。

皆さんは別れの時どんな言葉をかけてあげましたか・・・あるいはどんな言葉をかけてあげたいですか。

投稿者プロフィール

小林 健二
小林 健二
長野県千曲市のセレクトショップ「ファションプラザふじや」三代目社長・小林健二、人呼んで「健ちゃん」です!お客様との楽しい日常やファッションのこと、健二の思いを綴ります^^ 日々の息抜きにどうぞお立ち寄りください♪