今の仕事に疑問を抱き始めた息子。考えるって事は良いことだ!

息子は東京で営業の仕事をしています。毎日街に出て慣れないアポ取りに苦戦しています。2日前電話でこう言うんです。

13年前の息子

今まではアポが取れなくて成績が上がらない事が辛いと考えていたが、今はアポを取ることが目的になっている事に気づいた。そこにはお客様の笑顔とかお客様に寄り添うとかは無く、本来自分のやりたかった「人の助けになりたい仕事」からはかなりかけ離れていることに気づいた。と話してくれたんです。

私が息子と同じ歳の時、大学を出てすぐにふじやを継ぐのが嫌で、どこでもいいから修行に出してくれと祖父に頼み上田市のブティックで働くことに決まったんです。

初めての婦人服販売での接客はお客様に声をかけることもできなくて辛かったですが、商品が売れてお客さまの喜ぶ顔を目の前で見れるのが嬉しくて嬉しくて、それを励みに先輩たちから学んだし、喜んでもらえる工夫もしたし、毎日明日のことを考えて過ごしていました。

そんな私に比べて息子はアポを取るだけが仕事なんです。

大学4年生の時どんな職につきたいのか聞くと、「人を助ける」仕事をしたいと話してくれた息子。

大学時代の4年間は高崎の駅ビルの中にあるスターバックスでアルバイトをしていて先輩や同僚から沢山の学びを得ていた息子。売ること以上に人との繋がりだとか人の優しさに気づけたのもスタバでのアルバイトのおかげだと思います。そんなところから人様と関わる仕事をしたいと考えるようになったのかもしれません。

現実は全然違っていました。そんな息子にはこう言ってあげました。自分が本当にやりたいことが見つかるまで今の仕事は修行だと思ってやる!そして楽しめる工夫を考えるべきだ!とね(^ ^)

言う事は簡単です。でも今の仕事に疑問を抱き初めた息子に対して言えるのは、背中を押して前に進めてあげることくらい。

私の夢は息子が本当にやりたい事を見つけて地元に帰ってきて、お客様を感動させるために一緒に働くことです。がんばれ♪

投稿者プロフィール

小林 健二
小林 健二
長野県千曲市のセレクトショップ「ファションプラザふじや」三代目社長・小林健二、人呼んで「健ちゃん」です!お客様との楽しい日常やファッションのこと、健二の思いを綴ります^^ 日々の息抜きにどうぞお立ち寄りください♪