子供達に心配をかけたくない♡終活のお手伝いさせていただきました。

終活とは残りの人生を見据えて身の回りを整理したり準備しておくことです。

でも自分の親の事となると寂しくなっちゃいますよね。目を背けたくなります。

父が元気だった頃、土地の名義変更などしてくれました。それはすんなり受け入れられたのですが、自分の葬式に呼ぶリスト一覧を見せられた時にはかなりうろたえた覚えがあります。

そしてこう言い放ったのです。

縁起でもない!そんな弱気でどうするんだい。それっきり終活の話は聞いてあげませんでした。

それから10年程経って父は亡くなりましたが、御斎に呼ぶ人選に困った時に父が作っていた名簿を思い出しパソコンの中から探し出し参考にしましたが、もっとその人たちとの関係を聞いてあげたらよかったと後悔しました。

先日2人のお馴染みさんから終活の準備をするので必要なものを揃えてほしいとお話をいただきました。

それはお寝巻き。

むか〜し、祖父母が亡くなった時は家で棺に入れて送り出しました。その時別れの言葉を掛けながら真新しいお寝巻きを着せた思い出が蘇りました。

父の時は葬儀会場で用意してある浴衣に着替えさせてもらってありましたが、家族に心配をかけたくないというこのお二人の気持ちを大切にしたいと思いガーゼの寝巻きをご用意させていただきました。

他にご用意させていただいたのは白足袋。足がむくんで履かせづらいだろうと、ハゼのないストレッチが効くものがご希望でした。

それと肌着。ご家族が着せやすいようにと前開きのものをご提案させていただきました。

ふじやにはこのようなご家族思いのお馴染みさんがとっても多いんです。それは昔も今も変わりません。

ご両親から終活の話が出たら子供としては寂しいでしょうがじっくり話しを聞いてあげてくださいね。

終活の事でお手伝いできることがありましたらなんなりとご相談ください。

投稿者プロフィール

小林 健二
小林 健二
長野県千曲市のセレクトショップ「ファションプラザふじや」三代目社長・小林健二、人呼んで「健ちゃん」です!お客様との楽しい日常やファッションのこと、健二の思いを綴ります^^ 日々の息抜きにどうぞお立ち寄りください♪