「ちょうどいい塩梅」って、やっぱり大事

「どうやって寄り添っていくのか」

昨日は、そんなことを考えるきっかけをもらった1日でした。

よく料理の世界で言うじゃないですか。

「ちょうど良い塩梅(あんばい)だね」って。

これって、「すごく良い!」でも「ちょっとダメ…」でもない。

派手さはないけど、なんとも言えず“おいしい”。

昨日のブログでは、無機質なものが心地よく感じた場面について書きました。

でも、だからといって「全部がそうでいい」ってわけではないんですよね。

ゴールデンウィーク最終日、親戚の葬儀に参列してきました。

出棺から火葬場まで、ご一緒させていただいて。

その火葬場でのこと。

職員の方々は、まるでマニュアル通りに動く機械のよう。

決められた言葉、決められた動作を、淡々とこなしていく。

棺を送ったあと廊下を歩きながら、

「もう少しだけ人間味があってもいいんじゃないかな」って思ったんです。

でも、すべてが終わったあと、

「あれでよかったのかもしれない」とも感じました。

場の空気や時間の流れを壊さない、そんな“静けさ”があったから。

私たちの仕事でも同じだと思います。

やりすぎるのはよくない。

でも、気づかないほど控えすぎても、伝わらない。

だからこそ、「ちょうど良い塩梅」で。

その時、その場所、その人に合わせて、

ちゃんとお客様の気持ちをキャッチして、

そっと寄り添っていける存在でありたい――。

そんなことを、あらためて考えた一日でした。

今日からお店を再開します。皆さんどうぞよろしくお願いします。

投稿者プロフィール

小林 健二
小林 健二
長野県千曲市のセレクトショップ「ファションプラザふじや」三代目社長・小林健二、人呼んで「健ちゃん」です!お客様との楽しい日常やファッションのこと、健二の思いを綴ります^^ 日々の息抜きにどうぞお立ち寄りください♪